小田深山てぬぐい

グラフィックデザイン

愛媛県内子町、砥部町から約1時間の場所にある小田深山のてぬぐいデザイン。小田深山に行くと感じるからだの巡り、気持ちのよい風と深呼吸したくなる空気、自然のなかにある私的で知的なアート感、ぽつんといても見守られているような安心感を表現したいなと思い、雲、風、水、血液が流れるのをイメージして鳥や石、太陽、肴、草木、山、「小田深山」の文字をモチーフとして入れてデザインしました。
遊牧民がその地域で過ごし身近なものや祈りを込めて織ったトライバルラグのような解釈で、小田深山で過ごして描かれる柄を想像しながら生命に関する緑起を込めた「ツリー・オブ・ライフ」や、お守りのような意味のある「八芒星」を思わせる柄も。
帯には、ただオリジナルグッズつくりました!っていうんじゃない、「てぬぐいをつくる」ことに込めた思いがあるからこそ、伝えたいことを書いていただきました。小田深山のこと、色の意味。この場所が好きなんだーというのが伝わる文章です。
しっかり書いてもらった思いを、すっと読みやすくするのがデザインのいいところ。葉っぱや石のモチーフをちょこんと文字横に入れたり、余白のバランスを適切に整えたり。てぬぐいとの統一感もありながら多少リズムを変えることでメリハリを出し、商品として目を引くようにしています。

小田深山てぬぐい
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